8月6日(金) 朝、おにぎり(七分づきごはん、梅干入り)を六個つくる。 今日はいよいよ白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)に登る日だ。 クルマ(アルト)で登山口を目指す。 森林環境整備推進協力金、300円を支払う。 登山者からおカネをとるのはとてもいいことだと思う。 登山道の整備だけでもたいへんな仕事なのだから。 * 11:00 祐也と二人、登り始める。 途中でコースを選択できる。 遠回りで険しいが、様々な杉の巨木を見ることができる原生林コース を選んだ。 途中、沢を何度も渡る。 ペットボトルに水を汲む。うまい! すでに縄文杉を見てきた登山者の声が聞こえてくる。 「この杉(白谷雲水峡の)の方が生きてるって感じがするわ」 うん、やっぱり今回この山にきてよかった。 * これほどコケでおおわれている原生林は生まれてはじめて見た。 杉の枝にもコケがびっしり・・ どこもかしこも湿っているので座る場所がない。 13:30、しゃがんだまま、昼食〜 さらに登る。 最後の10分が、よくあることだが急坂。 全力で登る。 太鼓岩(頂上)に到着したときは祐也と笑顔を見せ合った。 かけがえのない瞬間だ。 達成感に疲労も和らぐ。 * 山は登ったら、必ず下らなければならない。 もう足が笑っている状態だったが、下るしかない。 祐也も本氣の模様。 この自然の岩(石)をうまく組合わせた階段(登山道)は島津藩の時 代に、屋久島が年貢の代わりに屋久杉を納めるため、つくられた階段だ そう。これだけの時間を経ていまなお登山にも使えることはおどろきだ。 この険しい山道を使って当時の男たちは何日間もかけて屋久杉を町まで 下ろしたという。 * 17:15 無事下山。 6時間15分の登山だった。 * その後、楠川温泉へ。 筋肉痛を少しでも癒す。 * 18:50 くすくす(宿)に到着。 さとみちゃん、けいちゃん、はじめくん、お料理の用意をありがとう。 京都で一番古い蕎麦屋のおかみさん(いなおかさん)も同席。 ワイン談義など、楽しい一夜となった。 七里さんが買ってきてくれたかんぱちの刺身が good! * 東大のスクーバ・ダイビング・クラブの学生さんのテーブルへ合流。 東大生三人を相手に、環境と経済の現状と、そのバランスについて。 人類の今後について。生き方について、熱く語ったところ、よく聞いて くれた。 ありがとう。 鹿児島の焼酎とフランス・ワインで、1:00過ぎにダウン・・ zzzzzzzz......... ふじかわ おさむ at 永田 in 屋久島