3月27日(土) 朝はフルーツのみ。 パイナップル 2袋 120円 (昨日みたいに袋いっぱいではなかったが十分) 甘くておいしいパイナップル。 (こんなにおいしいパイナップルは生まれて初めて) 三人とも満足。 昼食用に白いコーン(とうもろこし)八本 120円(安い) (もちもちしていておいしい) 祐也はバナナのパンケーキ 150円 日記を書いたり、本を読んだりして過ごす。 夕方は散歩。 * 夕食は、 タイの伝統的なカレー (Geng Pet) (おさむ) ライス・スープ(おかゆ)(なおこ) (このおかゆでなおこはだいぶ元氣になった) 野菜・スープ&ライス(ゆうや) * エレファント・ビール(おいしい!)を買ってきて席に着いたら、ド イツ人の女性が二人、ボクのテーブルにいらした。 「同席してもいい?」 「どうぞ、どうぞ」とボク。 「あなたのお母さん?」とたずねたら 「いいえ、友人同士よ」とのこと。 年上のイングリットはつわもの。 年がら年中、毎年、世界中を旅している。しかも長期だ。 昨年はインドを半年間、旅してきた。 (オーロビルへは数年前に行ったとのこと) 「インドは、どこの街がよかった?」と聞いたら 「リシュケシュ。でもどの街へ行ってもアシュラムにいた」とのこと。 なるほど、そりゃぁ、アシュラムがベストだろう。 インドは治安がわるい地域も多いがアシュラムならまず安全だ。 おまけに食べ物も菜食で、食あたりの心配も少ない。 ボクより若いディアナ(30代かな)も昨年、インドを旅していて、 今回は半年間、アジア各国(タイ、インドネシア、バリ島、マレーシア (マラッカ、ペナン島)、ラオス、カンボジアなど)を旅している。 旅の途中、数ヶ月間は二人旅をして、残りの期間は一人旅。 現代ではメールがあるので、アジア中どこを旅していようが、何月何 日、何時頃、どこで、とメールで約束すれば、誰とでも会えてしまう、 とても便利で楽しい時代だ。 * ディアナはドイツ語、英語のほかにイタリア語ができる。イタリア現 地の語学学校できちんと学ぶほどのイタリア好き。イタリアの何が好き ?とたずねたら、やはりイタリア料理、とのこと。ピッツァ、パスタ、 チーズ、さまざまな野菜料理、そしてワイン・・ 彼女はドイツにてソーシャル・ワーカーだったが心身共にリフレッシ ュしたくて、昨年は無給の長期休暇をもらってイングリットとインドを 旅行し、その後、結局、その仕事を辞める決意をし、現在、アジア各国 を旅行中。あと数週間でドイツへ帰り、その後、新たに仕事を探すそう。 (ボクはすぐ見つかると願っている、と伝えた) ソーシャル・ワーカーの仕事は長期入院していたヒトなどのリハビリ から始まり、そのヒトが社会復帰できるまで、その本人と家族までを含 めたケア、つまりお世話係。「とてもいい仕事だね」とボク。しかし近 年、ご多分にもれずドイツも財政難で、ソーシャル・ワーカーに支払わ れる給料は減ってきているそう。「簡単に言えば、Hard work, small money. という仕事になってしまっているんだね」とボク。「そうなの ・・」と彼女。(ドイツはしっかりした国、というイメージを持ってい るが、うーん・・しっかりしてほしい) <メコン川> いま、日記を書いているこのレストラン兼ゲストハウス(Mut Mee)の 横を悠々と流れるメコン川。川から吹いてくる風が心地よい。空気も良 い。(呼吸も楽) この大河は北は中国からミャンマー(旧ビルマ)、ラオス、タイ、カ ンボジア、ベトナムを流れる。 タイ・ウボンラーチャターニーのパクマンダムが環境および住民へわ るい影響を与えていると言われているが、なんと言っても、いかんのは 中国だ。中国はすでに三つのダムを完成させており、さらに12のダム を計画中。 年に一度の氾濫はメコン川の支流であるカンボジアのトンレサップ流 域を肥沃にするために必要。 漁獲量は減少し、メコンイルカやマナティーなど、多くの種が絶滅の 危機にさらされている。また、水位の低下によりフェリーが立ち往生し てしまうため、チェンライからルアンパバーンまでの船の航行は、以前 は8時間しかかからなかったのに現在では2日間もかかるようになって しまった。 現在でもこれだけ環境を破壊しているのに、中国は他国を顧みない。 今後、ダムを増やすことによって加速度的に環境を破壊してしまうこと が容易に予想されるが、中国には他国のことが目に入らない・・「ダム をこれ以上つくらないでほしい」とお願いしても却下されてしまった。 以上、ディアナから聞いて、Wikipedia を読んで補足した。 ディアナも中国に対しておこっていた。 * ドイツ人であるディアナに「エンデの遺言」(おカネのはなし)を読 んだ?と聞いてみたら、エンデは好きで「モモ」がベストだが、「エン デの遺言」(おカネのはなし)はまだ読んでないとのこと。「ぜひ、ド イツに帰ったら読んでね」と伝えた。 「つまるところ「環境問題」は「おカネ」の問題だとも言えるね」とボ ク。 「そうね」とディアナ。 「おカネを稼ぐと、どうしても環境を破壊してしまう、ここが問題だ」 とボク。 「わたしたちは子供たちに「未来」を残す義務・責任があるはず」とデ ィアナ。 彼女は続けて「ドイツや日本のスタンダードな暮らし、つまりテレビ やクルマや冷蔵庫があるという暮らし、これをテレビを通じて、インド などの貧困層が知ってしまっている。もし彼らが、西欧や日本のスタン ダードな暮らしをしたいと願い、実現しようとしたら、地球はもたない んじゃないか、と思うわ」 「そうだね、中国では億万長者が1000万人を超えたそうだよ」とボ ク。 おどろくディアナ。 「インドの話なんかをドイツに帰ったら、みんなにしてあげるといいよ。 ボクは原発(核・放射能)や食、環境問題などについて日本で講座をや っているよ」 「うん、考えてみる」とディアナ。 こんな具合に話はつきなかったのだが、ずいぶん夜遅くなってしまっ たので、ねむることになった。「お休み〜、そして、ありがとう!」 <福井県の「もんじゅ」が稼動したらいかん!> 3月26日(金) 福井、石川、岐阜、京都、奈良、大阪から12名の有志が福井県庁を 訪れました。 ・県庁側の参事は、ついに「もんじゅ」の設計上、緊急停止ができる回 数は限られている、簡単に緊急停止できないという趣旨で話し始めまし た。 ・これについては、後の記者会見で小林先生から「寿命中10回しか緊 急停止できない」ことが紹介されました。漏えいした高温のナトリウム をドレン(排出)すると、通常使っていない配管なので急激な温度変化 によって配管に相当な負荷がかかるためです。 ・止めることもままならない「もんじゅ」の矛盾・危険性です。 * 「ストップ・ザ・もんじゅ」からの呼びかけで、和歌山の有志からも和 歌山県知事に要望書を、県会議長に陳情書を出しました。 もんじゅを動かさないように国や福井県に働きかけてください、とい うものです。 京都府議会は一昨年、国に意見書を出していますね。 岐阜も今回、議会の意見書を出しました。 「もんじゅ」は簡単に緊急停止できない。「もんじゅ」は14年間も動 かしていないから何が起こるか分からないのです。 * 「高速増殖炉もんじゅ」は原子力先進国だったドイツでさえたび重なる 事故によってあきらめた「夢の?」技術です。(「ドイツの森番たち」 広瀬隆著を参照)そんな危ないものを日本でできるわけがないでしょう。 もし事故ったら、膨大な放射能が関西地区、ひいては日本全国へと漏れ 出します。 日本全国53基の原発と「青森県六ヶ所村の再処理工場(プルトニウ ム製造工場)」と「福井県高速増殖炉もんじゅ」は、全部でワンセット です。日本国政府がワンセットで国策としているのです。原発政策に反 対を表明している社民党(福島瑞穂(ふくしまみずほ))さんへ次回の 選挙でもボクは(比例で)投票します。 * 晴れ、気温23度くらいかな。湿度も高くなく快適。 悠々と流れるメコン川のほとりから ふじかわ おさむ at Nong Khai in Thailand